コーヒーについて
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皆さんにはお気に入りの喫茶店やカフェ、また「ここのコーヒーが美味しい!」という忘れられない一杯はありますか?
最近はマックやコンビニでも侮れないくらい美味しいコーヒーが提供されていますよね。
少し脱線しますが、実は私mma(マー)は『コーヒー大博士認定』を取得しています。
これはUCCコーヒー博物館(現在は休館中)で誰でも受けられるクイズに正解すれば認定証を発行してもらえる言わばネタ的なものなのですが、今まで純喫茶を100店以上は訪れているくらいにはコーヒーや喫茶店・カフェを愛しています。
今回はその愛してやまないコーヒーの美味しさから「マスマーケティング」について紐解いていこうと思います。
目次
大規模チェーン店の行なうマーケティング手法について
販売士検定(リテールマーケティング検定)の学習でも、この大規模チェーン店が行なうマスマーケティングについての理解が必要不可欠です。
マスマーケティングとは
「マスマーケティング」とは、不特定多数の人に対し大規模なプロモーションを行ない、大量生産・大量販売する手法のことを言います。
幅広い人に対し行われるマーケティング手法のため、最近はweb広告に押されてはいるもののマスメディア(テレビ広告・ラジオ広告・新聞広告・雑誌広告)を使って盛大にプロモーションが行なわれます。
マスマーチャンダイジングとは
多くの店舗を抱えるチェーン店では、商品の仕入れを一括で大量に行ないコストダウンを図ることを「マスマーチャンダイジング」と言い、これがチェーン店における最大の利点となります。
大規模チェーン店はマスマーチャンダイジングを行なうことで、一定の水準を保ちつつも個人店にはできない低価格設定を実現するのです。
マスマーチャンダイジングはマスマーケティングの手法の一つというように捉えるのが良いと思います。
コーヒーにおける美味しさとは
コーヒーの好みは人それぞれあると思いますが、「『良いコーヒー』とは何なのか」という話の場合は第一に「豆の鮮度」が挙げられます。
ここで言う鮮度とは「豆を焙煎してからの鮮度」「コーヒーノキから収穫された生豆としての鮮度」その両方です。
この鮮度が新鮮なのは大前提の上でCOE(世界のコーヒー豆の品評会の最高峰のことです)などでブランド豆としての価格が設定されたりしています。
美味しいコーヒーを作るために必要な事
マックやコンビニのコーヒー対する努力
先述した通り「良いコーヒー」を作るためには鮮度の良いコーヒー豆が必要だということがわかりました。
またマックやコンビニというのは毎日大量のコーヒーが消費されます。
その為、お店のコーヒーメーカーの中でコーヒー豆は長時間放置されず、高い回転率で次々に新鮮な豆が入れ替わっていくのです。
これが美味しさの一番の理由だと思います。
個人経営の喫茶店の限界
美味しいコーヒーを出す個人経営の喫茶店のは沢山あります。
ですが中にはコーヒー豆の焙煎後、長時間空気に触れさせてしまっているお店があるのも事実です。
またチェーン店にはできても個人経営の喫茶店には真似できないことがあります。
先述した「マスマーチャンダイジング」です。
コーヒー豆仕入れ(特に生豆からの仕入れ)は個人や小規模事業者には難しく、卸業者や豆問屋を頼ることになってしまいます。
大規模チェーン店のように良い豆を一括で仕入れて低価格を実現することは個人経営の喫茶店ではなかなか難しいのです。(中には仕入れのパイプを持っている方も居るのですが、それは稀な話です。)
まとめ
- 美味しいコーヒーには鮮度の良い豆が必要不可欠
- マックやコンビニのコーヒー豆は在庫回転率が高いから美味しいコーヒーが提供できる
- マックやコンビニのコーヒーは大量一括仕入れ(マスマーチャンダイジング)できるから低価格が実現できる
マックやコンビニのコーヒーからマスマーケティングの手法を紐解きました。
以前はちゃんとしたお店に行って、ちゃんとした額を支払わないと美味しいコーヒーは飲めなかったように思います。
ですが大手チェーン店が参入することで簡単に美味しいコーヒーが飲めるようになりました。
その美味しいコーヒーの一杯には企業努力が詰まっていることを感じながら、一息ついてみてはいかがでしょうか。
余談
ここから下は私mmaの個人的見解なので、あまり読む必要はないと思います。
現在受講しているwebマーケティングスクール『WANNABE Academy(ワナビーアカデミー)』の課題の中で、ブログの記事を書いて流入やCVのあったユーザー属性を分析するというものがありました。
「これから自宅で本格コーヒーを淹れてみたい!」というコーヒー初心者の方はぜひ読んでみてください。(PVが増えても既に終了した課題なので何にもなりません)
冒頭でも述べましたが、それくらい私はコーヒーを愛しています。
今回取り上げたマックやコンビニの企業努力について実は過去にX(旧Twitter)でうんちくのように「マックやコンビニのコーヒーはなぜ美味しいのか、喫茶店のコーヒーがなぜ美味しくないと感じるのか」と語っていた方が居られました。
コーヒーもマーケティングも勉強していた私からすると正直「そんな当たり前な事を言っていい気になるな!個人経営の喫茶店をどうしようもない事で下げるな!」と言いたくなるような出来事だったのでした。
ですので今回は大規模チェーン店と個人経営の喫茶店の両方の視点から記事を書いてみました。
「ファーストウェーブ」と呼ばれる高度経済成長期と共に、日本各地で個人経営の喫茶店が広まった時期がありました。
ですがこのような大規模チェーン店が低価格で均一的なコーヒーを提供するようになってから、個人経営の喫茶店は日に日に閉店に追い込まれています。
収益性の問題だけでなく後継ぎ問題など店を閉じられる理由は様々ではあるのですが、今しか味わうことのできないコーヒーの味やお店の雰囲気・そこで生まれる会話は小規模なお店にしか出せない魅力であると思います。
コーヒーや喫茶店を愛しつつもマーケティングを学ぶ者として、マスマーケティングのような合理的な考えだけでなく、小さな力にも寄り添って支援していけるようなお仕事がしたいなと思うのでした。
(コメントなどで思い出の一杯について聞かせてくださいね。)